#057 散歩と悪だくみ

最近散歩をよくする。散歩をしながら考えごとをするのが好きなのだ。考えごとといっても、「ぐへへ、もしあっきーなと付き合ったら、あんなことやこんなことや・・・」というような妄想ではない。もっと地に足ついたもの、「計画」を企てているのだ。


ビジネスシーンでは「PDCAサイクル」という概念がしばしば用いられる。「PDCAサイクル」とは、計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)という4段階の螺旋状のプロセスを繰り返すことによって、品質の維持・向上および継続的な業務改善活動を推進するマネジメント手法のことである。


今までの俺の行動パターンを「PDCAサイクル」に当てはまると「計画」がなく、いきなり「実行」だった。何も考えなしに行動するので、暗中模索の手探り状態で物事がスタートし、途中で自分が何を得ようとしているのか分からず行き先を見失うということが多かった。


「計画」というのは頭脳の力のいることだ。非常に面倒くさい。そのため今まで敬遠していた。そんな俺が「計画」の大切さに気付いたきっかけとなったのは先日のタイ旅行だ。事前に綿密に計画を立てていたことにより、短い期間の旅路であったにも関わらず現地で濃密なスケジュールを消化することができた。また同時に「計画」というのがなかなか楽しいものだということにも気づかせてもらった。


今何を「計画」しているか?それは秘密だ。ただ散歩しているときの俺は、きっと悪〜い奴の顔になっていることだろう。