#022 チーム J.クラフトの栄光

samurai_boy2008-09-23

戦国時代。ヨーロッパからキリスト教の宣教師が日本へやってきた。友好のため?いやいや。そりゃ、中には純真な思いで布教活動に努めていた宣教師もいただろうが、当時の西洋諸国は、キリスト教を「名目」にして虐殺や侵略や支配の正当化を行っていた現実があった。インカ帝国征服なんて、最たる例だ。
しかし、日本では直接的な侵略は行われなかった。それは何故か?地理的条件が一番大きな理由ではあるが、それだけではない。日本の強大な軍事力を恐れたということもあったらしい。戦国時代、日本は世界一の鉄砲保有国となっていたのだ。ん?鉄砲がポルトガルから種子島に伝来したのは1543年。そう、それから僅か数十年後で西洋諸国の生産量を追い抜いてしまったのである。恐るべきは、日本の職人達の飲み込みの早さである。
日本人は抽象理念を考え、何かを発明するのは苦手な嫌いがあるが、一方でその手先の器用さやその集中力で「モノを作り上げる」ことを得意としているとか、そんな話を聞いたことがある。戦後、高度経済成長を実現し、日本車は世界を席巻した。今でも日本車のコストパフォーマンスは世界中で定評がある。
前フリが長くなってしまった・・・。俺が今回購入したギターを選んだ理由。いろいろあるが、「Ibanez」というメーカーが日本のメーカーであったということが大きい。日本の土壌で育った木材から(カエデとマホガニーが使われてるんだけど、マホガニーは熱帯地方の樹木だったか・・・)、ジャパニーズクラフトマンが丹念にギターを作り上げる。想像しただけで胸躍らないか?俺はギターのヘッド裏の「TEAM J.CRAFT」のプリントを見たとき熱いものが込み上げた・・・!!