#018 初期の頃のMr.Children

最近、初期の頃のMr.Childrenのアルバム「Kind of Love」、「Versus」を聴いている。

ミスチルの歌は、そのほぼ全て、ボーカルの桜井さんによって書かれている。詩に関していうと、アルバム「深海」をピークに、一時期暗くヘビーな世界観を漂っていた。「優しい歌」以降また元の通り身近なものについて多く歌われるようになったが、一周回ってきた分、どことなく「重み」を感じさせる。

一方で、初期の頃のミスチルの詩はただそのまま「light」だ。一青年桜井和寿の青春がそのまま綴られている。サウンド面でも、今のようにバンドの音以外にもいろいろ入れて壮大なアレンジにはなっていない。この頃の桜井さんの声は若く、ボーカルが素直だ。

どのバンドもそうだろうけど、年代によっていろいろな味わいがある。今の僕は、初期の頃のミスチルの世界観にどっぷりとつかりたい気分なのだ。